2023年10月21日にあったシャドウバースの大会に出た話をしよう。

Cygamesが提供しているスマホゲームの1つでもあるシャドバをリリースされた時期からというわけでもないが2弾目のパックが出たあたりから始めてメチャクチャハマっていた私です。大学の講義そっちのけでランクマをぶん回していたのも良い思い出。

頻繁に新弾を出して環境を一新し新鮮な気持ちで遊ばせてくれる楽しいゲームなのですが時期により肌に合わぬ環境にもなったりで、引退と復帰をここ数年は繰り返していました。そんな中で見出したシャドバとの付き合い方が「RAGE(賞金一千万円)の大会があるときだけ復帰しよう」という割り切りの良い楽しみ方。RAGEは季節に一回やってくれるので年4回も一千万の夢を見せてくれるわけだ。サイゲありがとう。

と言いつつも毎回出場できていたわけじゃない。一度引退すると情報拾うのが遅くなり、うっかりエントリー時期を見逃したり、大会日程を間違えたりで不参加多数の半端者ユーザーになりつつあった。

コロナ禍により、オフRAGEがなくなり予選がオンライン開催となったあたりからしっかり参加するのを意識したもののTierを無視したキャラ愛デッキで挑みテンプレコピーデッキ達に毎回撃沈するという虚しい日々を送っていた。

いい加減、つまらん意地やロマンは捨てて環境トップデッキを使おう。オリジナリティも捨てて連勝率高いやつのレシピをコピペして勝利を狙おうという気持ちで今月行われたRAGE Shadowverse 2023 Winterには臨んでみた。

予選初日は幕張メッセで行われた。コロナ明けしたこともあり念願のオフ開催。幕張メッセは行きにくいところにありクッソ遠くて片道二時間半かかったが初のオフシャドバ大会に参加できるという楽しさがそんな辛さを忘れさせてくれた。

数千人の参加者のために大量にパイプ椅子が用意された会場では前半グループのユーザーたちが向き合い黙々と対戦する光景は中々に異常さを感じさせてくれるが、みんなシャドバが好きな同士なんだと考えたらなんとなく嬉しい気持ちになる。大会のリアルタイム実況を生で見るのも始めてだったので楽しい。

大会には今が旬の回復ビショップと財宝ロイヤルで臨んだ。やはりというべきか、圧倒的に抜きん出てるこの2つのデッキをほとんどのプレイヤーが使っている様子だった。

BO3で6勝した人と5勝1敗した人だけが予選を抜けれるというシステムなのだが、運営のルール説明やゲーム内の大会モードが良くできててスムーズに大会は進行していった。スムーズ過ぎて最速の帰宅が叶うこととなった。そう、1勝もすることもなく最速のマケマケで敗退が確定した私でした(笑)

今回はデッキ選択も完璧。かつゲーム中での引きもかなり良く、かつ相手の回転は奮わないという天運にも恵まれていた。マリガン~4.5ターンあたりまでニヤけが止まらんといっていいぐらいの豪運を味方につけていたというのに・・・・敗北を喫することに

敗因はありとあらゆる準備不足。

RAGEに向けて復帰するというムーブを繰り返し、毎回そこそこやり込んで臨んでいたがゆえに、油断と驕りが生じていたのだ。

まず第一に準備期間が足りなすぎた。RAGEに参加するにはエントリーをまず行うのだがそれは参加確定ではなく応募人数過多の場合に抽選が行われるのだ。正直この抽選にこの抽選に落ちたことはないのだが落ちたらやり込んだ時間が無駄になるから当選確定してからやるかーとゲームのダウンロードすら行っていなかった。始めたのは当選メールが来た大会5日前の月曜日から。当然平日全部に仕事が入っており睡眠時間も考えたら、残り全部の空き時間を考えても圧倒的にやり込む時間が足りない!やり込む時間が足りないと最適解を見つけるまでに思考時間を要することになり致命的場面を生みやすくなるのだ。

いや、それでも本当ならいけるはずだった・・・・

月~水でビショップを回して慣らし、木金で武装ドラゴンを慣らそうというプランニングだった。そう大好きで簡単なドラゴンでの出場を考えていたのだが木曜にドラゴンデッキを回していて「あれ?これきつくね?」という結論にいたり、急遽エントリーデッキをロイヤルに変更。準備期間残り1日の中で全力で慣らすためにランクマをぶん回す。圧倒的な練度不足だが、なんとか勝ち方を脳に刻み込むことはできた。

しかしながら皮肉にも金曜が夜勤だったせいで、夜勤後の練習、一応の睡眠1時間半~からの出発というキツイ流れに。ちなみに食欲が無いのと移動中の腹痛防止のため朝飯も昼飯も抜いた。

これに関しては格ゲーの大会は睡眠不足で行っても腹が減っててもなんだかんだ普段の動きできるし、たまに功を奏してキレのある動きができたりでそこまで深刻に捉えてなかったのだが、シャドバをナメていた・・・格ゲーとシャドバは違うのだと気づくのが遅れた・・・

格ゲーの試合は一試合1~3分で1組み合わせ10分~15分前後で終わることが多い。対してターン制であるシャドバの一試合にかかる時間は大体10分ぐらいなのだが、ミスの許されぬ大会で時間目いっぱいに長考するとこれが15分や20分に、BO3で接戦が続くとこれが1時間近くにもなり、長時間の集中力が要求されるのだ。無論、頭が回らない状態でも指が動けば操作はできるのだが盤面が複雑になる後半になるにつれて集中力思考力が散漫になり、プレイングミスや持ち時間を使い切ってしまった強制ターン終了に繋がることに・・・。そして今大会、私が勝ち確定を逃して負けるシーンが半分以上であった

皆が静粛に対戦してる中で「ああ”っ~~」と普通に声が漏れてしまったミスをしてしまい対戦相手からも周りからも何だコイツと思われるような酷い試合が続き、終わったときの感想は「こんだけミスしてりゃそりゃあ勝てんじゃろ」

せめて金曜日に有給とるなりズル休みするなりで休息とやりこみの時間を確保してれば、エントリー前から軽くでもいいから遊んでいれば、朝食しっかり食べて、大会直前にもお菓子なりでブドウ糖補給してれば、未来は変わってたのではと。たらればのことばかりを考えてしまう悔いの残る大会となってしまった。

これも経験だと割り切って次回以降もRAGE含むシャドバ大会には臨んでみようと思う。

スマホだけあれば充分かなと思ってたけど、いざ初のオフ大会を経てみると他にもあったらいいなというものがあったので今後大会参加を考えてる人のために紹介しておく。

・モバイルバッテリー
100パーで持っていけば切れることはないだろうと思ってたけど朝から晩までぶん回してると、どうなるか分からないから持ってくの大事。RAGE会場では運営による充電スポットの用意があったけど、これも流れ込むユーザーが多かったら使えないので自分用の確保大事。

・スマホスタンド or スタンドになる手帳カバー
普段持ち歩いんてるんだけど大会用にゲーミングバッグなんてものを取り出して使っていたから忘れた。一回の組み合わせの時間が長く下手したら一時間じっとしていないといけないので同じ姿勢でスマホ持ち続けるのは疲れてつらい。角度はもちろん高さも可変できるタイプのスタンドを持ち込もうと決意しました。持ってきてる人は少なかったけどいいなーという視線でみてました。

・ジェルクッション
座布団的なあれ。長時間座り姿勢が続くのでお尻の負担軽減も考えねば。

・上着あるいはインナー
初戦、風通しの良い喫煙所付近の席に案内されて試合中に腹が冷えて腹痛になった。腹巻きほしいな~なんて考えながら試合してはいけない。

・イヤホン
試合中、無音でやるよりもゲーム音聞きながらやったほうがテンション上がるので、スマホスタンドと並ぶマストアイテム。
ワイヤレスでも有線でもいいけど、使い慣れたものを。できれば耳を完全に塞ぐタイプがいい。骨伝導タイプのものを持参したのだが周りの音を防いでくれないので、近くでずっと興味のない野球の話をしてるグループの会話に対してバリアができず試合開始まで不快な気分にさせられた。

・飯orお菓子
周りに迷惑をかけない匂いの強くないものを。このゲーム、頭を回転できなくなったらマージで終わる。スニッカーズみたいな携帯性に優れた補給食がベストかな。

・仲間
コミュ力を高めて現地で友達を作れればいいが、普通に知ってる人と一緒に参加して待ち時間や行き帰りなどを楽しく過ごしたいね。


RAGEは終わったけど、それ以外の大会もちらほらあるみたいなのでシャドバ継続して遊びつつ、今後それらに出てみようかなと。今度は勝利の報告が出来るように万全の準備を整えて挑んできます!そして次のRAGEこそ穫りにいきます!