スト6発売に伴い各地でオフラインでの対戦会や大会などが活発に行われるようになっていくと思います。ある程度利用したことがあれば当たり前のルールでも初めての人にとっては分かりにくかったり意外だったりするものもあるので、ビギナー向けに最低限のマナー・モラルをまとめた心得を記します。
1. コントローラーを持っていこう
愛用コンを持参しましょう。会場にある貸出品を利用する手もありますが、全員分が用意されていることなんて滅多にありませんし誰かに先に取られてたら対戦できません。対戦効率を最大にしていくためには持参一択。
2. 会場のものは大事にしよう
椅子・テーブル・トイレの扱いはもとよりゲーム機やPCも。特にUSBコントローラーの抜き差しが交代するときに必ず行われるのですが、逆向きのまま力で押し込もうとしてUSBポートを壊す運営泣かせの人が稀にいます。利益なんてないイベントで大損害なんて与えたらもうホント可哀想だからやめてあげて。
3. 臭い対策
横対戦台はもとより並び待ちしてるときには近い距離に他人が来ます。仕事帰りでシャワーを浴びる時間がない人なら、替えのシャツや制汗スプレーなどを持参しましょう。会場の気温が自分にとっては暑い場合や長丁場の対戦会では途中から汗臭くなってくることもあるので私は毎回着替えを持ち込んで真ん中ぐらいの時間で着替えてます。夏場は会場に着く段階で汗かいてることもあるので2着持参です。口臭のエチケットは人として当然として、会場で匂いの強いものを食べたりするのも控えましょう。会場提供のメニュー等なら皆理解があるので問題ありません。
4. ルールを守ろう
2先とか3先とか初級者台とか中級者台とか無差別台などの注意書きが大体どこかに書いてあります。書いてなかったら周りに聞いて確認しておきましょう。並んでる人が真後ろにいなくても遠目の位置で待ってる場合もあります。ルール外の連続対戦をするときは、負けた後は近くの人に並んでます?と確認したり、離席し十秒ぐらい待って、並んでる人がいないなと判断するなどしてから、座り直し再戦を始めましょう。
5. 並び方に気をつけよう
これは明文化されてないので場の雰囲気で判断しなくちゃいけません。真後ろに並ぶやつが優先なのか、リスク分散のフォーク並びで斜めにいるやつが有線なのかは本当に判断が難しい。基本的には対戦回数が均等になるようにするのが丸いです。「連勝してる人の後ろであのひとずっと並んでるな―」「あの人、今来たばっかだな」と思ったら、「空きましたよ。どうぞ」と言う譲り合いの精神で声掛けをしてあげましょう。自分が入りたいけど行って良いか分からないときは一歩踏み込んでから周りを見て「ここいいですか?」と一言いえばOK。稀に並んでいる人めっちゃいるのに皆がどうぞどうぞと譲り合って空席になることがあって笑えます。
6. Twitterアカウントを作ろう
面白いことなんか呟かなくてもゲームやってる雰囲気だけ出しておけばOK。イベント参加前後の感想なんかを書いとけば充分。会場にいた人で仲良くなりたい人は全員フォローしておきましょう。アドバイスなんかをもらえたら一言感謝を添えたリプライをするのも良いでしょう。フォローを厳選してる人もいるのでフォロー返しには期待しすぎないように。仲の良い人が増えれば次から参加するイベントがより楽しいものになりますし、オンラインでボイチャ対戦などを楽しめたり他のゲームを一緒に遊んだりとゲームライフに彩りが生まれます。
対戦会や大会の情報はTwitterで発信されることが多く、イベントによってはTwiPlaで参加表明してくださいと言われることもあるのでTwitterアカウントの作成はマストです。
7. 距離感に気をつけながら、とにかく話そう
初対面からグイグイ来る人を許容する人もいれば苦手な人もいます。また、格ゲーやってると過激な発言や過度な煽りが出てしまうこともあります。そこが楽しいところでもありますが無差別に使うとアカン人になってしまうので、ある程度常識的なトークで始動し交流を深めてから距離感に応じて自分を出していきましょう。
気が合わない人とは最小限の接触にしておけばOK。退屈な並び時間を充実させてくれる話し相手を見つけたり、気が合えば朝は初対面でも帰りには飲みに行く仲になったり、次回からは示し合わせてから同じイベントに出たりと仲間が増えてきます。無言待ちして対戦だけ楽しむのもありですが、それでは家でオンライン対戦繰り返してるのと大差ないので、気恥ずかしくてもまずは話すのが大事。
話しかけるタイミングが分からない人は対戦後や、対戦待ちしてる並び時間がオススメ。「あの技キツイんですが何か対策あったりしますか?」「このキャラ僕も使いたいんですよねー。難しいけど楽しそうですよね」「もしかして○○さんですか?動画やブログ見てます。すごい参考になります」など共通の話題である格ゲーネタで始動すれば、相手が忙しくなければ基本的には応対してくれると思います。
8. 挨拶をしよう
会場で対戦するときに「(対戦)よろしくお願いします」と「(対戦)ありがとうございました」と軽く一言伝えられる人は好感度高い傾向にあります。逆に無言で即スマホ見出す人とかはなんやねんこいつって思われたりします。
あとは、主催や運営に一言「イベントやってくれてありがとうございます。楽しみにしてました」など感謝の気持ちを伝えておくと喜ばれます。初めてなら「初めて参加します。よろしくお願いします」など言っておく会場のローカルルールを最初に教えてもらったり顔を覚えてもらったり出来ます。
9. エントリーを早めに済ませよう
上限人数が決まってる場合もあるので参加を悩んでるくらいならとりあえずエントリーしておきましょう。行けるか分からない場合も同様。参加人数が少ないと、イベント自体が中止になったり、「人数少ないならいいや」と考える人が出てくるのでそれを防止できます。また、Twitterで「○○のイベント行きます―!」などと発信しておくことでイベントの存在を知らなかった人にも伝わるので運営も助かりますし、「そんなイベントあったなら行きたかった―」と後悔する人を助けることも出来ます。
10. トラブルを起こさない
格ゲー七不思議の1つとして誰も得をしないのに何故かトラブルを起こす人がいるんですよ。
ゲームに関しての愚痴程度なら許容されるでしょうが、SNSなどで参加者やイベントのネガティブキャンペーン(悪口)や攻撃的な発言、いざこざに繋がりそうな行為はやめましょう。10先で爽快に解決できるならいいよ。でも面白さゼロのネガキャンを垂れ流しても皆が気分を悪くするだけでしょう。せいぜい身内飲み会や配信内などのトークネタに留めておきましょう。無理な人とは距離を置けばいいし、なにか問題があったなら運営にこっそり伝えれば次回以降に反映してくれるだろうから、一時の感情に身を任せて無用なトラブルを起こさないようにしていきましょう。
番外. 腕を磨いていこう
これはモラルやマナーと言うより楽しむのための心得になります。初心者は初心者台で近い実力者と対戦できるし、無差別台では強豪と対戦を楽しめます。しかし負ければ交代が常なので勝てないと並んでる時間や交代する手間が多くなります。並んでるときに駄弁るのも楽しいのですが、気持ちいいのはやっぱり連勝して千切っては投げを繰り返してるときだと思います。ハイスコアガールでもありましたが、後ろで並んでる奴らの「負けろ負けろ早く俺にやらせろ」という視線を浴びながら多少気まずい気持ちで「強くてごめーん」と連勝を重ねていく快感はオフラインでしか味わえないものなので、自宅での修練、対戦会で得た知識や反省点をメモしたりして実力を伸ばしてきましょう。